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春から初夏にかけての小魚達が好き!
小魚たち

さくら海老、しらす、白魚、白海老、ほたるいか etc...
可愛いながら、味、栄養共に実力者の面々である。さくら海老は一般的ながら、やっぱりかき揚げは最高!白魚はパスタにしてもいける。ほたるいかは茹でて酢味噌、白海老はやはり握り寿司が美味しい〜というわけで、皆それぞれに好きだが、個人的に大〜好きなのが「しらす」「しらす」と一括りにしているが、背黒いわしや、まいわしの稚魚のこと。

でも、私は断然「しらす」より「じゃこ」と呼びたい。私がじゃこをこんなに好きな理由は、幼児期からの食生活が大きく反映されていると思う。

私の父は土佐の高知の生まれで、亡くなるまで土佐弁を話し、高知を愛する「いごっそう」だった。親戚も多かったため、季節季節に高知の旬が食卓を飾ることとなる。

とりわけ、釜揚げのじゃこが来ると子供ながらとても嬉しかった!何より美味しかったし、当時、一般的にしらすはしらす干状態で、固く、塩気も強めのものが多かったが、釜揚げのじゃこは、じゃこと海水の塩気のみ、それをさっと茹でただけであるから、思いっきり沢山ご飯に乗せても、いやいや、そのまま口に頬張っても、塩辛いなどと言うことも無く、もう際限なく食べられる。

それだけで飽きてくると、染めおろしと共に、これまた高知の特産であるゆず酢をかけていただく。子供だから、まさかそれが大変贅沢な事とも考えず、大量に摂取していた。

幼児期のわたし

 

大きくなってデパ地下で出会った釜揚げじゃこは・・・無言になるほど立派な値段で、本当にびっくりしたものだ。幼児期、私はひどい偏食で、肉があまり食べられず、かと言って魚も好き嫌いしていたのに、こんなに大きく頑丈に育ったのも、小さい身体にエネルギーを一杯にしたじゃこをせっせといただいていたせいかも知れないなどと思っているが、あながち間違っても無いような気がする。

他のチビたちもそう!白海老は、大きな海老の甘みを小さい身体にギュウギュウに詰めている様に思うし、蛍烏賊もそうだ。ギュッと濃縮したような栄養と、旨味が小魚達にはあると感じるのは、私だけではないはず。ただし、残念ながら、白海老、蛍烏賊には食べられる時期が決まっている。食べられるのは今!!チビの実力をとことん味わえるのは今!なのである。





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