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いわしと鯵
イラスト 最近、いわしが捕れなくなり、値段が馬鹿高くなっているというニュースを聞いた人が沢山いるだろうと思うが、真いわしが 1 尾 1100 円だそうである。

昔からしたら、考えられないことだ。
今から 30 数年前、小学生だった私は、千葉の勝浦で夏を過ごす事が多く、勝浦漁港が遊び場だった。家のすぐ下に、水産加工会社があり、魚船に乗せてもらったり、魚のセリを見せてもらったり、とても楽しかったことを覚えている。
 

中でも、一番の思い出(忘れようにも忘れられない強烈な思い出)がある。

その日、午後になり、少し暑さも和らいだ頃、虫取りに行っていた私は、虫網と、虫かごと、小さなバケツを持ち、漁港を通って帰路についていた。何の気はなしに、湾の出口のテトラポットが積んであるところに目をやると、真っ青に輝く(そう、まさにブルーのラメに輝いていたのだ!)何かの大群が船を上げてあるところに向かってまっしぐらに向かってきた。

手でもすくえる位に、まさに陸に上がってきそうに見えたのは、真いわしの大群だった。私はとっさに、虫取り網でいわしをすくい、沢山捕った。まだまだ取れそうだったので、近くのお店に走り、訳を話してバケツを貸してもらい、今度は大きいバケツに捕った。それはそれは大漁だ!虫取り網は曲がって使えなくなったが、一人大漁な私はご満悦で帰宅し、その日から、いわしの刺身、つみれ、南蛮漬け、天麩羅・・・もう、いいです!!というくらいのいわしを何日か続けて摂取した。

もうずいぶん前に海洋学者の方が「鰯が捕れなくなる日」(多分・・・そんな感じのタイトルだと思った)という本を書かれていた。


やはり、地球の温暖化やエルニーニョや海の汚染やら、その他もろもろの理由でのことだろうという事は想像できる。本当にいわしが捕れなくなり、その昔いわしという魚が日本でも捕れましたなどということを、学校で教わるような事にならない事を切に願うが、やはり、 1 尾 1100 円は高いなぁ・・・と思ってしまう。そして、いわしでできる事は大概鯵で出来るから、せっせと鯵を料理するこの頃である。まさに今が美味しい鯵もいわし同様、栄養があり、動脈を強くしてくれる。料理法も、刺身、たたき、煮、焼き、揚げと万能だし、鮮度のいい鯵は本当に美味しいものだ。ここ 20 年近く忘れていたが、私は子供のときから、鯵フライが大好物だった。高級感のある、エビフライよりももっと好きだった気がする。

最近のいわしのニュースを耳にしてから、より鯵を料理したくなり、久しぶりに正統派なアジフライを作った。いい鯵を使い、新しくいい油で揚げたアジフライは、もはやアジフライではないくらい美味しかった!今年の夏は、心して鯵を食べよう!鯵がいわしのようなことにならない事を願いながら・・・

塩川 純佳

 

 イラスト




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