築地 中島おさかなクラブは、お魚に関する情報サイトです。

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成分名
エネルギー 123kcal
水分 74.8g
タンパク質 19.8g
脂質 4.2g
灰分 1.2g


カルシウム 12mg
リン 210mg
0.2mg
ナトリウム 81mg
カリウム 370mg
マグネシウム 29mg
亜鉛 0.5mg



ビタミンA 360μg
ビタミンB1 0.02mg
ビタミンB2 0.2mg
ビタミンC 3mg
ビタミンD 10μg
コレステロール 67mg

※科学技術庁資源調査会編
「五訂 日本食品標準成分表」より転載
可食部100g当たりの値を示します
スズキ:鱸
標準和名

スズキ
(スズキ目スズキ科スズキ属)

出生魚で成長するにつれて以下のように呼び名が変わる。
セイゴ→フッコ→スズキ(関東)
セイゴ→ハネ→スズキ(関西)

別名  
地方名 セエゴ(幼魚:高知)
カワスズキ(成魚:高知)
マタカ(未成魚:三重)
ユウド(老成魚:新潟)
ススキ(富山)
英名 Japanese sea bass
Sea perch
学名 Lateolabrax japonicus (Cuvier)
解説
名前の由来は、刺身にしたときの身の美しさからきている。すなわち、「すすぎ洗いしたような」きれいな身をしているというのである。
中国の昔話に、「松江の鱸魚」といわれるほどの名産地の話があるが、偶然にも鳥取県の松江でもスズキが名産となっている(ただし、中国の鱸魚はケツギョのこと)。大国主尊が恭順したといわれる。また、スズキが宍道湖から海へ移動する冬、10月頃から鳴る雷のことを「鱸落し」と呼んでいる。
スズキは、クロダイと並んで日本全国の貝塚から出土するくらい太古から食べられていた。
成長とともに呼び名が変わる出世魚で、セイゴ(30cm)、フッコ(45cm以上)、スズキ(60cm以上)というのが、一般的でよく知られているところだが、そのほかに1mくらいに大きくなったものをオオタロウ、腹に卵を持っているものをハラブトスズキと呼ぶ。また、小さな15cm以下のものはハクラ、もっと小さいものをコッパという。「木っ端役人」の木っ端とは、木屑のような取るに足りない、つまらないものの意があるが、このコッパも語源は一緒であろう。
スズキは内湾に生息するため、戦後の経済成長の犠牲者でもある。内湾に流れ込む大量の排水の影響で、とくに工業地帯を中心とした、四日市、播磨灘、東京湾、敦賀湾などでは大量のPCBや水銀が、ボラやスズキの体内から検出された。これらはセメント漬けにして破棄された。
分布領域
日本の沿岸各地から南シナ海に分布する。
生鮮・加工法
ほとんどが、鮮魚利用。活魚や丸のままか、切り身などで売られる。
主な食べ方
旬は夏だが、秋から初冬にかけての卵巣の大きなものも美味しい。活魚は活締めして血を抜き、氷で冷しておくと味が落ちない。春から夏にかけて刺身、とくにあらいはこの季節の風物詩ともいえる料理である。セイゴなどの小振りのものは、椀種や焼物、煮物にすることが多い。白身でくせのないさっぱりとした味なので、バター焼き、ムニエル、フライなどの洋風料理にも合う。また、中華風に唐揚げをあんかけにして食べても美味しい。西洋料理では、よくパイ皮包みに調理する。

出展:株式会社エヌ・ティー・エス発行
   現代おさかな事典〜漁場から食卓まで〜

 

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