島国に住む私たち日本人にとって「さかな」は食生活に不可欠なものであります。
 その「さかな」を販売する「さかなや」の商品が、首都圏から少しずつ変化を始めています。その背景には人々の生活様式の変化があります。
◎核家族化が進み、また家庭で子供に料理を教えなくなった。
◎子供の教育や余暇などに時間をとられ、料理をする時間が減った。
◎生ごみの処理などが面倒で、ごみが出ないよう「丸」の状態からの調理をしなくなった。
◎知っている魚種が減ってきた。
◎外食で、和食以外の料理で「さかな」を食べるようになった等の変化があげられるかと思います。
 皆さんも考えてみて下さい。十年前にファミリーレストランで、スパゲティーといえば、ナポリタンとミートソースが主流でしたが、今では影が薄くなっています。ですから、食卓にのるおさかな料理のメニューも変化して当たり前なのです。
 中島水産は、他社に先駆けて、昭和六十三年に寿司ロボットを使った「バイキング形式」の「さかな屋の寿司」を始め、現在では当たり前になった寿司売場を併設した鮮魚売場の原形を作りました。
大量に扱う鮮度の良い魚とロボットという人手のかからない技術を組み合わせたら、高いイメージの寿司を大衆化できるだろうという発想から始めたものです。

 ほかにも新しくて提案したものがいくつもあります。
◎エビチリソース、パエリヤ、ブイヤベースなどのおさかな料理のためのソース類。
◎さかなの薄切りにドレッシングを添えた鮮魚のカルパッチョ。
◎加熱するだけでおいしいおさかな料理ができる簡単さかな料理キットなどです。
 この「おさかなぶっく」を通じ、「おさかな」に関するいろいろな情報を提供すると同時に、もっともっと、皆さま方に、ご家庭でおいしいおさかな料理を召し上がっていただけるよう、新しい提案をどんどんしていきたいと考えております。
 そのためにも中島水産は、より鮮度の良い「おさかな」を今後とも皆さま方に提供し続けていきます。

Copyright (C) 2002 NAKAJIMASUISAN Co., Ltd.