女優。1967年東京生まれ。ドラマを始め、映画、CMなどで活躍。只今公開されている、2001年カンヌ国際映画祭コンペ部門正式出品作品である「月の砂漠」とこの秋公開の「秋声旅日記」(ともに青山真治監督作品)にも出演。趣味として始めた絵画制作は、作品数も増えすでに、大阪、長野にて個展も開催。東京では来夏開催予定。
 母がお肉よりもお魚が大好きなタイプだったので、子供の頃からお魚料理で育ったというくらい、私にとってお魚は身近で毎日かかせない食材です。
 今は、自分が作る側になりましたが、お料理が好きなので、毎日なにかしら作っています。今朝もパスタを作ってきました(笑)。お魚のお料理では、甘辛く煮た煮つけやシンプルに焼くのはもちろんですけれど、バター焼きも好きです。お野菜を沢山とりたい日には、お魚を細かく切ってお野菜と一緒に炒めたりしています。これは、色んなお味で楽しめますよ。洋風な味付けにしたり、定食風にしたりするとご飯にも合います。男性の方に好まれそうですね。
 あと、何といってもお刺身が大好きです。最近はスーパーでも、お寿司屋さんみたいに美味しいお刺身があるのでとても助かります。今回の特集の鯛も、薄くきってサラダの上にのせるとイタリア風にも和風にもなり、とても美味しく食べられます。
 お肉の脂に比べてお魚の脂はどんどん取った方が良いと聞いたことがあり、脂がのってるお魚も全く気にせずに食べています。心配なく食べられるから、余計食が進んでしまうのだけれど(笑)。色々気にせずに食べることは、とってもカラダにも良い気がします。あとは、外食に行ってメニューで迷った時にはお魚を選びます。どっちも美味しそう!と感じた時は、迷わずお魚なんです。
 主人(映画監督の青山真治氏)もお魚は、好きみたいです。出身が九州の門司なので。あちらにも、美味しいお魚が沢山ありますから。結婚して(献立で)一番変わったことは、量が増えたことです(笑)。2倍以上です(笑)。私も沢山食べますけれど、夫はもっと食べるので。どちらかというと我家は品数よりボリュームです(笑)。さっきのお野菜とお魚の炒め料理も大皿料理で、「今夜は、パーティなの?」という量を二人で食べています(笑)。二人とも、生活の中で食事はすごく重要なものなんですよ。会話が弾みますしね。

・・・毎日続けていること・・・
 毎日やっていることは割と多くて女優業をやっていない日でも、結構忙しいんです(笑)。最近は、毎日絵を描いています。今は、アクリル絵の具とパステルと油性の発色の良い画材で書いています。学生の頃、美術科だったので、一通り絵は習いましたが、今改めて時間をかけて、技術も習って、もっと真剣にやっていこうと考えています。  
 お魚などを書くなら日本画の方が美しく仕上がると思うので、最近は日本画を習い始めました。絵については、一生携わっていきたいと思っているので、ゆっくりゆっくり長い目でみて楽しんでいます。

撮影=岩瀬陽一
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