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きちんとしたキッチンでお魚を焼いて食べるようになった時、 「あ、私、自立してる!」と思いました。 |
女優として、映画やTVで大活躍。そして洗練された格好いい女性代表として、雑誌を華やかに飾る板谷由夏さん。 実はアウトドア派でおさかな好きの彼女に改めてじっくりとおさかなについて考えてもらいました。 |
実家には夏と冬に必ず帰ります。手のかかる、なかなか自分ではやらない魚料理を頼む事が多い(笑)。お魚は綺麗に食べられます。特に教えられた記憶はないけれど、お魚が食卓に並ぶことが多かったのが、自然と練習になっていたのかな。あとはいつも行く店が2、3軒あります。落ち着く方が好きなので、馴染みのお店につい足が向きがちかも。 アウトドアも大好きで、時間があるとキャンプに出かけます。この間もサンマを丸ごと焼きましたが、焼くにしても炭とガスでは味が全然違いますよね。料理担当で、他にイカ、エビ、ホタテと魚介類バーベキューにしました。サンマは大好評! すごくおいしい時期でしたし。あと沖縄にはよく行っていて、色の鮮やかなお魚を食べたり。もずくと海ぶどうもおいしかったな。 魚といえば、東京に出てきてお魚を食べられるようになった時に自立した気がしました。上京して、一人暮らしを始めたばかりのひとくちコンロ時代は、お魚を焼こうともしなかったのが、きちんとしたキッチンのあるお部屋に住めるようになって、自分の生活が循環するようになってきたら、魚を買ってきて焼いて食べようかという気になる。そんな時、「あ、私、自立してる!」と思いましたね。“魚を焼く”という行為は“大人”という感じがする。年齢を重ねるほどに食べ物は大事だなと思います。体のメンテナンスには気を付けていますが、そんなにストイックではなくて。運動もしますが、食べないと力も入らないし。口から食べたものが自分の体を作っているんだと意識し出したら、外食も少なくなりました。あと水族館の気が良いらしいんですよ! 私は新江ノ島水族館が大好きで、1階、2階吹き抜けのすごく大きな水槽の前の絨毯に寝転がって時間を忘れてしまうほどただぼぉ〜っと魚を見てたりします。そこは寝転がっても何も言われないの。たまに行きたくなる場所です。 |
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撮影=岩瀬陽一 |
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