中島水産株式会社　おさかなぶっく

　この度の東日本大震災により被害を受けた皆さまに心よりお見舞い申し上げます。皆さまの安全と、一日も早い復旧をお祈り申し上げます。
　震災から3カ月が経過した訳ですが、水産物の売上が戻ってきません。畜産物の売上は全般的に前年を超えていますが、水産物に関しては前年の90％程度に止まっております。これは、高濃度汚染水が海に放出されたことによる風評被害だと思っております。放射能は見えませんし、いろんな数値が出ていますがその数値の意味することが一般消費者に理解されていないことが不安に拍車をかけていると思われます。
　現在、市場には放射能が基準値以下の水産物のみが上場されておりますので心配せずに召し上がっていただけます。基準値は、毎日その魚を２００ｇ食べても、健康に影響がない数値です。同じ魚を毎日食べ続ける人はほとんどいない訳ですから、心配ないのです。
　海外ではもっと大きな影響が出ています。
　香港の店舗では、震災前から40％ほど売上がダウンしました。現在では20％ほどのダウンまで改善しております。日本全体が福島原発のような状況とみなされ、日本＝寿司・和食という発想から、大きな影響を受けております。
　とにかく、「正しい情報が無いということは、いかに大きな不安をもたらすものなのか！！」とヒシヒシと感じております。
　放射能という未知の世界のものと正面から向かい合って、キチンとした商品をこれからも提供して参りますので、当社の商品に対して絶大なるご評価をいただきたいと思います。