クイズ番組やバラエティー番組に出演、人気を博す中野裕太さん。歯に衣着せぬストレートな発言やユニークな発想は、多くの人を魅了する。一言では語れない興味深い存在。そんな彼が持つおさかなエピソードとは?
なかのゆうた◎1985年福岡県出身。早稲田大学第一文学部卒業。2008年俳優デビュー。知的かつ感性豊かな発言でメインMCを務めている「地球アゴラ」(NHK BS-1 日曜22:00〜)で注目を集める。「日輪の遺産」、「ツレがうつになりまして。」などの映画に出演し、今後の活躍が期待される若手俳優のひとり。オフィシャルブログBIKKLIBAKO好評展開中
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 いままでは完全に肉食だったんですよ。刺身を食べられるようになったのも高校からで、食わず嫌いというか、なんか恐くて。刺身=気持ち悪い、みたいな小学生的な感覚をずっと引きずってて。わさびが食べられるようになったのも高校からで、コーヒー飲めるようになったのも大学から。ちょっと遅いんですよ、成長が(笑)。だから寿司を食べられるようになったのもその頃。いまは食べられますし、むしろ好きですね。でも高校の時、青魚の刺身でひどいじんましんが出てヤブ医者にかかってきつい思いをしたから、未だに青い魚と光り物の刺身は食べない。
 好きな魚料理はアクアパッツァ。すごい好きなんですよね。なんかうれしい気持ちになるというか楽しそうというか。あとね、焼魚の匂いが、隣の家からよくにおって来るんですけど、それは家庭的な感じがして、すごく幸せな気分になる。魚の脂は肉の脂より分解しやすいと聞いて、積極的に食べた時期もあったんだけど、やっぱり肉の方が好き(笑)。ただ前に比べると自分のそのときのニーズに合っているものを食べるようになった。体のフォルムとか体調とかに気をつけるようになって、雑誌『Numero TOKYO』のヌード写真をきっかけに、自分の体の言っていること、体が欲しているものがすごくわかるようになって、例えば朝、糖分摂ると体がどう変化するとかがわかったり、いま必要なのは、鶏肉だな、魚だなってわかったり。魚が欲しいタイミングが自分の体の実感としてあるっていうことに気づいて、それからは魚を食べるようになりました。特に筋トレの後とかは焼魚、焼きホッケ定食みたいなさっぱりしたのはいいですね。大根おろしとホッケなんて最高! 前は飯食いに行って、魚をたのむ感覚が理解できなかったから「じゃあ、今日魚にするか」て言っている人がいると、なんでわざわざ飯食いに行って魚たのむんだろう、しけてんなって思ってたのが、ぜんぜん魚はしけてないっみたいな(笑)。最近、美味しいっていうのがわかりました。
 料理は好きだからやるけど、いまの家はTVでもたまに紹介している通り、キッチンもないから、もっぱら外食。キッチンができたら、アクアパッツァをトライしてみます。でも、魚を美味しく作れる女性っていいな。
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