香港へ4番目の国として進出して以来、10年振りに5番目の国としてベトナム・ホーチミン市に今年の元旦に寿司を中心とした小売店舗を開店することが出来ました。
 ホーチミン市の郊外に、イオンのベトナム1号店へ出店したもので、ソフトオープン初日の元旦から多数のお客様が来店されましたが、11日の正式開店後は「押し寄せる」という表現がぴったりのような多くの現地のお客様が来店されました。
 ホーチミン市の平均的な収入は日本の10分の1と考えていただければよろしいと思いますが、その程度の収入でも、皆さん本当に元気に、楽しそうに暮らしています。自動車の普及はまだまだです。移動は専らバイクで、しかも5人乗りは平気で、自動車の間を縫って走るような感じで、現地人の活力を実感します。
 その現地のお客様に、日本の半額でラップ寿司をバイキング形式で販売し、これまた爆発的なホームランをかっ飛ばしたような状況になってしまいました。当初は、1時間以上待ちの行列が終日続く状況で、弊社もここまでのホームラン状態を想定していなかったため、急遽応援体制を取り、どうにか乗り越えることが出来ましたが、海外進出20年の経験の集大成のような仕事になってしまいました。
 現地のお客様が「ちょっと背伸びをすれば、憧れの美味しい寿司を食べることが出来る価格と品質のバランス」をいろんな角度から調査、分析して、商品と価格を決めたのです。また、日本人中心ではなく、日本・ベトナムを含めた6ヶ国(既に進出のシンガポール・台湾・マレーシア・香港)の多国籍軍での運営体制により、初めて出来たプロジェクトでした。利益は後についてくれば良いので、まず現地のお客様に大きな評価・楽しさを提供することから始め、結果として現地の一般消費者に大きな満足を提供出来たことに、感激をしております。これからも、多くの現地のお客様に、徐々に品質レベルを上げた美味しい寿司を提供して行きたいと考えております。
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