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マツカワさん!?
魚の名前には、スズキとか、イサキとか、イナダとか、名字みたいなものがあるけれど、マツカワもその一つ。しかしこれは「松川」ではなく、「松皮」である。海底200メートルに生息するというのだから、雷鳥のように、松の木の皮を擬態したりしているわけではない。これは漁をしている人達がつけた通称と考えていいだろう。それにしてもヒレのたて模様はモダンで美しいし、松皮と評する背中?を見ても、何やら銀河系のような迷宮の宇宙のようだ。見栄え、外見の話ばかりで申し訳ないが、博物学はまずその外見から入り、生態のいちいちを探っていく。いや、私は博物学者ではないから、どうでも良いことだが、まずは刺身で食せば、その凄さがわかる。うまいものはそれで十分だが、「ためつすがめつ」という言葉があるように、あれやらこれやらと調理して食したくもなるのは、まずはその原点で、「味覚合格」だからだろう。(E)