まず1番目に、油は太白ゴマ油がいい（サラダのドレッシングも、炒め油も、特別奮発するなら揚げ物も）。少々高いが、美味しいんだもの。
私はサラダ油代わりに何にでも使う。 抜群に香りがよく、熱した時に油臭さが出ないのがいい。おまけに胡麻のリノレン酸は身体に良いし、ボケ防止にも効くという。生で使う以外で一番活躍するのは、煙が出るまでフライパンで熱した太白をジャッとかける方法。これが色んな素材をより引き立ててくれるのだ。冷奴にも、生野菜にも、たれや醤油をかけて、この油を熱してジャッとやるだけで香ばしく、上品なこくも出るし、何より手間なし簡単なところがいい。
でも、とっておきの「ジャッ」の中でも、一番のお勧めは蒸した白身魚にかける事！昔、香港で、はたの蒸し物を食べた時、魚が美味しいのは勿論のこと、残ったたれと、魚の細かい身を、ご飯にかけて食べる事を現地の方に勧められた。何とこのたれかけご飯が無茶苦茶美味しい！帰ってから作りましたよ〜！何度と無く試行錯誤しながら。結局行き着いたのが、熱した太白がどんぴしゃだと言うこと。
騙されたと思ってやってみてください！出来れば一匹丸ごとが美味しいけれど、一人なら切り身でも良いのです。ご飯を食べすぎてしまうこと、請け合いの味なのです。(レシピはこちら） こんなに愛してやまない太白は、表彰ものの調味料です！
塩川 純佳
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