今回使わせて頂いたサバは、鮮度が良くて、しかも脂がのって丸々太っていてとっても良い素材でした(笑)。おさかなのお料理全般に言えますが、切り身のお料理よりも野菜を加えたお料理の方が、ボリューム感が増して沢山食べられるのでお薦めです。「南蛮づけ」や「〆サバ」みたいに酢を上手に使って頂くと、おさかなはぐっと食べやすくなります。定番の和食に拘らず、中華風やイタリアンにするとオイルとの相性が抜群です。竜田揚げ風に下味をつけて揚げても、子供達に喜ばれますよ。おさかな料理は難しいから…と考えないで、お肉感覚で使ってみて下さい。肝心なのは、火を通しすぎないこと。焼き魚でも揚げ魚でも、ふわっとした食感を楽しんで下さい(笑)。
この間、宮城県の女川という漁港の地域の「おながわ秋刀魚収穫祭」という地域の人に地元の秋刀魚を振る舞うお祭りに行ってきました。頭も内臓もついた焼いた秋刀魚をほおばる姿は、大人も子供達もとっても喜んでいて(笑)。子供達は、おさかなをとってもよく食べますよ。日本に昔からある地場の魚を食べる文化、季節によって違ったお魚を食べる文化って素晴らしいですよね。お母さんが作る家庭料理の中から素敵なおさかな文化が広がっていくように、お手伝いしていきたいです。