アメリカ・コロラド出身のパックンことパトリック ハーラン(右)と、日本・群馬県出身のマックンこと吉田眞(左)で結成された異色お笑いコンビ「パックンマックン」。知人の紹介で出会い、97年にコンビ結成。現在、『ジャスト』などレギュラー番組多数。
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 パックン(以下)僕は海のないコロラド州出身だったから魚を食べる機会がまったくなかったんだ〜。
マックン(以下)いつの時代の人なんだ?お前が子供の頃は既に交通機関は発達していただろう!
 っていうか好き嫌いが激しくて魚自体全く食べなかったんだよ!
 最初からそう言えよ!じゃあ何食べてたの、肉ばっかり?
 いや、子供頃からずっと好きなのはツナ!缶ツナ。 
 ツナは魚だろう!っていうか缶ツナじゃなくてツナ缶だし。
 正直いうとツナが魚っていうのを知らなかったんだよ。
 なるほどね〜。でも今ではツナだけじゃなく、他も食べれるんだろう?
 大学生くらいになってから味覚が変わって何でも食べれるようになったかな〜。
ところで今回の特集は「明石の鯛」なんだって。
 いいね〜!大好き!僕が唯一書ける漢字なんだよ。
 すごいじゃん!じゃあどう書くの?
「明るい」に「石」でしょう。
 そっちじゃねえよ!明石じゃなくて鯛を漢字で書け!「魚偏に周り」だろう!
 そういえばマックンってバカだよね?
 なんだよ突然!人をバカ呼ばわりするなよ。
 間違えた。釣りバカだった。
 そんな間違え方しないよ!でも確かにオレは釣りは大好き。
鯛を釣ったことはあるの?
 ない!
 じゃあこの話に参加しなくていいよ!
 なんでだよ!釣ったことはなくても食べるのが好きだから参加させてくれよ!
 じゃあ、マックンは鯛の料理は何が好き?
 オレは煮付けとかが好きだな〜。
 僕はトムヤムクン!
 タイじゃなくて鯛の料理を言え!
 鯛っていったら純粋にお刺身が好きだね。っていうかお寿司がいい!日本人はやっぱり生で魚を食べるのが一番だよ!
 おまえは日本人じゃないけどな。でもパックンは本当に寿司好きで東京の港区、渋谷区、新宿区界隈の回転寿司屋をほぼ網羅してるよね。
 8割以上は行ったね。ホント一年位かけて色々研究したよ。
 よく「寿司屋の良し悪しは玉(ぎょく)で決まる」って言うけど、パックンはこだわりがあって、〆鯖で違いが分かるんだよね。
 そう。だってさ、時間が経つと〆具合が変わるじゃん。白くてパサパサしてるのは回転が悪いって事じゃん。やっぱり旨い〆鯖っていうのは新鮮なモノを定期的に〆てる。
 まぁ、回転寿司屋はその場で〆てないと思うけどな。まあいいや寿司を食べる順番は?鯛はいつ食べるの?
 最初は必ず〆鯖。それからアジ、イワシ、そして鯛。その後は赤身系でマグロとかカツオ、サーモンやイカに続いて貝類へ。ちょっと休憩がてらに甘栗を食べる。
 甘栗じゃなくてハマグリだろう!
 最後はデザートにカニサラダの軍艦巻き!
 おまえ的にはカニサラダがデザートなんだ?
 マックンは最初に何巻きからを食べるの?
 なんで巻物限定の質問なんだよ!他のものを最初に食べさせろよ!
 じゃあ何?
 最初は納豆巻きかな。
 結局巻物じゃん!
 別にいいだろう!その後は値段設定でおまかせで握ってもらって、一通り食べたら最後に玉子とえんがわとイクラを食べて最後にまた納豆巻きを食べる。
 人によって食べる順番にいろんなこだわりがあるんだよね。
 そうだな。ところで、よくある質問で「チキン、ポーク、ビーフ、魚の中で一生涯それだけしか食べられないなら何を選ぶ?」と言われたら何を選ぶ?
 絶対魚だよね!
 うーん確かに、調理法にバリエーションあるからなぁ。
 そうだよ。天ぷらにもできるしフレークにもできるしね。蒲焼き〜フカヒレ〜うぉー最高!
 一人で勝手に盛り上がるなよ!でもやっぱり魚だよな〜。
 でも、なんか全世界で魚の取りすぎですよね〜残念ながら…。
 なんだよ急に!こんだけ魚食うのが大好きって言っといて!急にいい人ぶるなよ。
 いやだから皆が我慢して僕に食わせればいいんだよ。
(笑)お前だけにかよ!

撮影=岩瀬陽一
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