はせがわりえ◎1973年生まれ。大学在学中にモデルとしてデビュー。以来、ファッション誌の人気モデルとして活躍。「野菜ソムリエ」の資格を取得しその知識を活かしてレシピ本「野菜美人」「REFRESH〜野菜美人U〜」を発売。ラジオではパーソナリティーも務める。
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 不規則な仕事ですので、毎日とは言えませんが食事はちゃんと摂るように心掛けています。栄養バランスが良いのでおさかなもよく食べますね。なんといっても一番好きなのは貝類です。旨味がしっかりしていて歯ごたえも良くて。素材をそのまま味わえるお刺身やお寿司で頂きたいですね。旬の味をそのままお届けして下さるお寿司屋さんは最高です。「日本人で良かった…!」と毎回感動してしまって(笑)。おさかなは種類が豊富で味も見た目もバラエティに富んでいますよね。おまけに白身魚は高タンパクで低カロリーなので安心して頂けます。中でも鯛が大好きで、月島と築地の橋の近くにあるお店の鯛茶漬けがお薦めです。半生の食感が美味しい。鯛って和食にもあいますけれど、イタリアン風カルパッチョにしたり、タルタルにしても美味しいですね。鯛で思い出すのは、長崎出身の母が作ってくれたおすまし汁。鯛のアラでとったスープにじゃがいもとねぎを加えたものなのですが、じゃがいもに味が染みこんでほんのり優しい味付けでした。祖母から伝わっている我が家のお袋の味的なお料理です。子供の頃、ベルギーに住んでいた時期がありますが冬はとても寒い土地なんです。ある寒い朝に食卓に並んでいたつぶ貝とセロリのスープも懐かしいですね。体も心も温めてくれた一品でした。母は料理上手で、鎌倉の実家で料理教室の講師をしています。たまに、寒い季節ならふぐのお鍋にしたり、お料理に合わせてワインや焼酎などをセレクトしてホームパーティを開きます。私はお手伝い程度ですが、ゆっくりと食事を楽しむ時間はとても大切です。母のおかげで、美味しい物を子供のころから食べていたので舌だけは肥えていて(笑)。
 仕事の関係で海外に行く機会も多いのですが、アメリカやヨーロッパでも今は美味しいおさかなを食べさせてくれるお店が増えてきました。ロスのお寿司も美味しいですし。白身魚を湯がいて塩を振り、レモンをキュッと絞り、オイルであえただけのシンプルなお料理はイタリアで体験しました。でも滞在期間が長くなると無性に日本食が食べたくなりますよね。「ああ、鯖の塩焼きが食べたい!」って。私、昔からさかなの皮が大好きなんです。皮と身の間のトロっとした感じがたまらない…(笑)! 表面のパリッとした部分も良いですよね。よくお弁当なんかで残している人がいると、貰って食べちゃいます(笑)。
 マラソンを始めてからは、鉄分などが必要になってくるのでカツオやマグロなどの赤身もしっかりとるように心掛けています。トロも美味しいんですけれどね(笑)。日々のトレーニングも欠かしませんが、特に大会前はひじきを作り置きする等して出来るだけ自炊をして栄養分面に気を使っています。マラソンは5年目、サーフィンは今年の夏で3年目。好きでやっていることですから、どれも上達したいと思って取り組んでいます。やれることをやる、これが大切ですね。食べることも大好きで、実はこの間、イタリアでオリーブオイルの資格を取得しました。淡泊なおさかなに合うオイル、蒸したおさかなにあうオイルなど奧が深い世界。野菜ソムリエの資格も持っていますが、これからも勉強していきたいです。

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