魚って釣った時にキュンって鳴くの。
「おいしくいただきますのでごめんなさい」って
大切に食べるようにしてる。
女子プロレスラーとして現役復帰し、「極悪同盟」を結成して日々試合に取り組むダンプ松本さん。
大の釣り好き、お魚好きで体力作りとダイエットに励む、
実は肉より魚派なダンプさんにお魚への熱い思いを伺いました。

だんぷまつもと◎1960年11月11日生まれ。埼玉県出身。1984年にマスクド(クレーン)ユウと極悪同盟を結成し、プロレスラーとしてデビュー。1988年惜しまれつつ引退。その後はタレント、女優として活躍。1998年に一日限りの限定復帰。2003年、本物のヒールを復活させるためとして、「極悪倶楽部」を結成。吉本女子プロレスJd’でマネージャーとして現場復帰の後、全日本女子にて現役選手に復帰、「極悪同盟」を再結成。
 釣りは大好きで、父親に連れられて行った釣り堀で金魚釣りをやったのが最初。その後、近所の荒川に始まり、渓流釣りから海釣りまでやるようになって。ルアーで釣るブラックバス釣りもやるよ! 今までで一番の大物はシイラで6キロか7キロくらいあったんじゃないかなぁ。でも大きい魚は波の荒い所や寒い所にいるから船酔いするし、寒いと手がかじかんで大変だから、釣りは冬より夏に行くのが好き。オイルを塗って、暑い〜!って海水をかぶったりして。1日で日焼け出来るから嬉しいね。
 釣りの喜びは、おいしく食べられる魚が釣れた時。釣るのも好きだけど食べるのも大好きだから(笑)。魚って釣った時にキュンって鳴くの。その声を聞くと可哀想と思うんだけれど、「おいしくいただきますのでごめんなさい」って大切に食べるようにしてる。スルメイカの時は、沖漬けにするタレを準備して行って、釣れたらすぐタレに漬け込んだり。ブリみたいな大物も、その場ですぐに血抜きしてさばいちゃう。イワナも釣ったら、塩焼きにしてその場で10分くらいで食べちゃうね。
 肉より断然魚派。肉はスタミナがつくけどコレステロールが気になる。その点、魚の脂は食べても安心だし、お寿司は毎日食べたいくらい。お寿司だとシメサバが好き。マグロも大好きだよ! 天然か天然じゃないか食べればわかるもんね。家で作る時は銀ダラが一番好きで煮付けや照り焼きにすることが多い。ブリ大根も作るし、イカも沢山釣れたらイカ大根や塩辛にしたり。塩辛のスパゲティもおいしいよ。肝はバターとニンニクで先に炒めて、イカは固くなるから最後に投入し、仕上げに塩辛をのせる。これはお薦め! 魚はお酒を飲む時にいいね。あとご飯。銀ダラを煮ておいて、朝におにぎりに入れると最高。味は薄めが好みだけど、ご飯と食べる時は少し濃いめに。鮮度が落ちてきたお刺身は、煮るとパサパサするからみりんと醤油とお酒で漬けにした方がおいしいよ。
 若い頃は食べなければ痩せると思い込んでいて、短期集中型の単品ダイエットは一通りやったね。今はウォーキングと、三食きちんと食べて18時過ぎには何も食べないという健康的なダイエットに徹底してる。外食の予定がある日は朝・昼を軽めにして間食は絶対しない。朝は乾パンとか(笑)。非常食用に購入したのをためしに食べたら、乾パンにコーヒーで夜までもつと発見して。1個10カロリーだから10個で100カロリーと計算出来るし。あと食べるのが早いので、途中で箸を置いて水を飲んで食欲を抑えたり。どうしても間食したい時は、酢昆布や鰻の骨煎餅を食べて乗り切る。おいしい物は我慢せず食べる。無理はしない。これが一番よ。

撮影=岩瀬陽一
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