口コミで話題となり、オブラートに包まずズバリ言い当てる辛口占い師として評判の魚ちゃん。
テレビで見ない日はないというぐらいの活躍ぶりです。
しかし本業は韓国料理店経営。
ふたつの顔を持つ魚ちゃんにとっておさかなの存在とは…。
 私は本名が「魚」です。下の名前がヨンイなので、魚のヨンイといいます。韓国語で言うと「ゥオ」。日本人にはちょっと発音が難しいです。「魚」という名前は韓国でも珍しいです。聞いた話によると大昔にうちの氏族は権力を持って王になろうと考えていて、そのために同姓は抹殺してきたようです。だから、こっそり生き残ったのが私たちなので、たぶん韓国の中には私たちの家族以外にはいないと思います。だから私はこっそり生き残っているような人なんです。
 占いは独学で習得しました。第六感的なものはあるようですね。おかげさまですっかり忙しくなって、今日もいま起きてお風呂に入って出てきたんです。水族館から出てきたばかり。いままで泳いでいたんです。白身魚なんです(笑)。
 おさかなは大好きですね。サンマ、サバが好きです。そのほかのさかなはあんまり興味がないです。もうサンマとサバさえあれば、もうごちそうさまーって感じ。食べ方は焼いて塩で食べるのも好きですし煮たりもします。チゲみたいなのに入れて食べるのもおいしいですね。おさかなのチゲって結構あるんですよ。サバをキムチで煮込んだら、ちょーおいしいですよ。キムチの汁にさかなを入れて煮るだけでキムチの味がしみ込んでおいしくなるんですよ。大根を下に敷いて作れば、なおおいしいと思います。キムチって煮込むと酸味がなくなって、日本人にとっても食べやすくなりますね。でもお店では出してません。自分でも作りません。おかあさんが作ってくれるならば食べるけれど、作ってくれなかったら食べない。さかな料理は母の味って感じだから自分で作るもんじゃない。手間もかかるし。もう私の代で母の味は終わりにします。終わりにしないとめんどくさいから母の味は下まで継がせないと思っているんですよ(笑)。
 私、料理しないんです。卒業しました。やれば結構おいしいって言われるんですけど、それってみんなやればおいしいんですよ。やるかやらないかだけで。私はやりたくないんですよね。そんな時間があったら寝る! そして水族館(お風呂)で泳いだり。どっちかですね。お風呂は最高です。そして時々飲む。食事はするにはするんですけど、最近は歳を取ったので、一日一食あれば大丈夫です。エサをちょっとまいてくれればそれを食べて生きていけます。目も口もあけて寝てますから(笑)。
さかなちゃん◎韓国出身の女性占い師。東京都新宿区の韓国料理店「三姉妹+1」の女将。独学で占いを勉強し、その方の名前の画数、生年月日(西暦)、干支とその人のもつオーラを見て占う。占い結果を、良いことも悪いこともハッキリと伝える激辛占い師と呼ばれており、最近では経営者、著名人をはじめ、多くの方々を鑑定している。
魚ちゃんオフィシャルブログ「びっくりやぁ!」http://ameblo.jp/3sisters-plus1/
撮影=緒方栄二
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