昨日、タイのバンコク高島屋の店内に、弊社にとっての7番目の国に出店を果たし、初日から製造が間に合わないほどの鮨・刺身をバンコクのお客様に提供することが出来ました。二日間の、限定されたお客様を対象とした営業で手応えを感じていましたが、想定以上のお客様に支持をされたことになりました。
 これまでの6ヶ国での経験から、新たな国へ進出する時の市場調査の手法も確立出来ており、バンコクの持ち帰り鮨の従来価格のほぼ半値で、しかも、品質も上回って提供することが出来たと自負しております。
 5番目の国のベトナム・ホーチミンで初めて経験したSNSでの情報波及の早さを、今回のバンコクでも、限定営業時点で感じ取っておりました。ホーチミンでは情報の拡散に1週間ほどかかりましたが、今回は限定営業期間に拡散したようで、自分自身驚いております。
 出店国の中間所得層に対して、憧れの鮨を気軽に召し上がっていただける価格で、しかも、従来の持ち帰り鮨の品質レベルを超えた商品を提供出来たことが、成功の秘訣です
。  しかも、日本からの応援者で行ったのではなく、既存6ヶ国からの10人を超える応援者がサポートしたことに、更なる意味があります。
 また、今回は新たに、出店当初から「焼魚の定食屋」を併設して、こちらも初日から36席で500人を超えるお客様にお召し上がりいただきました。シンガポールでお客様にご評価いただいておりましたが、バンコクでも鮨同様、従来の焼魚定食の価格を大幅に下回る価格かつ従来以上の品質で提供することができ、素晴らしいスタートを切ることが出来ました。バンコクのお客様に美味しいお魚を今後提供して参ります。


   タイトルの「特別な年」とは、今年で海外進出25年を飾ることが出来たということです。25年前に、シンガポール高島屋の開業を機に当社の海外事業がスタートを切り、現地の中間層を対象に、値段が高いイメージのある日本食・鮨を気軽に召し上がっていただくことを目標に事業を進めてきましたが、このバンコクの店で101店になり、現地従業員も1000人を超えるようになりました。25年前の苦労を知るスタッフは私しかおりませんが、この25年を振り返ると感慨深いものがあります。
 これからも、海外だけでなく、国内も当たり前ですが、美味しい魚をリーズナブルな価格で、お客様が容易くお口に運んでいただけるような形態で提供し続けて参りますので、引き続きご愛顧賜りますようお願い申し上げます。

 

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