ソロキャンプをより充実させてくれるグッズたち

 小学校低学年の頃、家族で熊本県のどこかの河原へ行ったのが最初のキャンプ体験です。今みたいな便利なキャンプ道具は何もありませんでしたが、拾った竹でテントを作り、外で飯を食って寝るというサバイバル感に魅了されました。それ以降ひとりでナイフとマッチを携えて、山や海でキャンプ的な遊びをするようになりました。
 20代はずっとお金がなかったのでキャンプに行く余裕はなかったのですが、30代半ば頃からまた再開しました。最近は取材や撮影でしょっちゅうキャンプに行っています。でもなかなかプライベートで行かれないのが残念です。本当は週に一度くらい何にも拘束されずに行きたいのですが。
 料理への関心は低い方ですがキャンプに行くと必要に迫られてやりますね。といっても肉や魚を焼いたり、冬は鍋をする程度です。そこそこ鮮度のいい肉や魚であれば何でも美味しくなるのがキャンプでの醍醐味です。秋刀魚なら大根おろしでもあれば最高ですよね。もし今後機会があれば、手製のパンは焼いてみたいと思っています。
 今回ご紹介したキャンプグッズたちは、実際に普段使っているものばかりです。ここにたどり着くまでに身銭を切って何度も失敗をし、道具を見る目を養ってきたという自負はあります。もともと忖度やウソが嫌いな方なので、自信を持っておすすめできるものばかりです。
 僕のオリジナルブランドはまだ鉄板だけですが、本当は全アイテムを細部にまでこだわって、自分好みに作ってみたいという願望があるんです。今抱いている夢ですね。
 ソロキャンプはひとりで完結させる遊びです。不便もすべて背負いますが限りなく自由でもあります。そんなとき僕をアシストしてくれる優秀なキャンプ グッズたちは、いわば親友のようなものかも知れません。

ひろし◎1972年熊本県荒尾市出身。本名:齋藤健一。ピン芸人として「ヒロシです。」のフレーズで大ブレイク。2015年3月よりYouTuberとして「ヒロシちゃんねる」を配信。自ら撮影、編集したソロキャンプ動画が人気を集めチャンネル登録者数は100万人を突破(2020年11月現在)。著書に『ヒロシです。』『ヒロシです。2』『ひとりで生きていく』『ヒロシのソロキャンプ〜自分で見つけるキャンプの流儀〜』などがある。
YouTube:「ヒロシちゃんねる」


撮影=行竹亮太 取材=中島宏枝
 
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