使えば使うほど愛着が湧くグッズ

 スタイリストという仕事柄、普段からカラフルで華やかなモノを扱う機会に接しているからか、自宅で愛用している家具や道具はシンプルでモノトーンなモノが多いかも知れません。道具類はまず機能性を見て、複数色があった場合は白や黒を優先的に選んでいると思います。
 今回ご紹介した中では、ホットサンドメーカー、スプーン、ぬか漬け美人、グラス、ランチボックス、ココットは以前から愛用しています。今度大学に入学する息子がいるのですが、高校3年間はお弁当でした。ホットサンドが好物なのでバウルーで作ってはこのランチボックスに入れて持たせていました。鍋で作ったカスタードを食パンの間にはさんでバウルーで焼くというのも最近気にいっています。使いやすいです。  スプーンは凍ったアイスクリームにすっと入り、口に入れたときの感触が素晴らしい。味が一段アップする感じです。ちなみに食洗器はNGです。
 クロス、ガーリックセーバー、オイルボトルは近々入手しようと思っているところです。毎日サラダを食べているので、この美しいオイルボトルなら食卓に置いてあっても映えますよね。
 仕事の目的を持たないときでも、ショップや展示会に足を運んで雑貨や道具、お花などを見るのが好きです。ニューヨーク、ロンドン、パリなどに買い付けに出向くときは、スーツケースにワンサイズ小さいスーツケースを入れて行くんです。帰りは収穫物をいっぱい詰めて持ち帰ります。
 私も息子も魚は大好きです。フライにすることが多く、そんなときはピコ・ココットを活用。温度が一定するように感じます。道具は自分で工夫しながら使っているうちに愛着が増していきますよね。アジ、タイ、マグロなど普段から購入する魚は決まってしまうので、これからはあまり馴染みのない魚介にもトライしたいと思っています。   

こおりやままさよ◎文化服装学院卒業後、スタイリストアシスタントを経て1997年に独立。 広告・雑誌等の静物撮影の他、インテリアスタイリングを中心とし、イベント会場及び店舗のディスプレーなども行う。またカリグラフィやペーパークラフト制作も得意とする。
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撮影=三木麻奈 取材=中島宏枝
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